理由になっていませんが、「なんとなく」としか言いようがありません。
元々、税理士試験の勉強を始めるまでは、理系の大学院に在学していたのですが研究というものに疑問を感じ、退学。その後、就職活動するため様々な職種を調べていくうちに税理士という職業があることを知り、なんとなく気になっていました。それから、ひょんなことから現在の勤め先の税理士の所長と出会い、所長の勧めで税理士試験に挑戦してみようといったいきさつです。
税理士業という職業が理系の職業と真逆のところにあったので、憧れのようなものから、なんとなく気になったのかもしれません。
知っての通り、税理士試験はボリュームの多い試験です。直前期(5月以降)になると過去問を解きながら問題の取捨選択の訓練になるのですが、直前期以前の勉強は、捨てる問題を見極めるため選択眼を身につける準備と言ってもいいと思います。
過去問を初めて解くとき、その難易度、ボリュームの多さには、わかっていても面食らうはずです。本試験では難しい問題は解かないという選択が必要になるのですが、私は問題を捨てるという行為に抵抗があり、最初はなかなか踏ん切りがつきませんでした。直前期以前と以後は全く違う問題の解き方が要求されると覚えておくといいかもしれません。
【電卓】
実務でも使うと思うので実務向けの電卓(1万円ぐらい)を早めに購入して慣れておくといいと思います。12桁以上、キーロールオーバー機能、メモリー機能あたりの機能は必須です。
簿記論は、税理士試験初日の朝9時からの科目であるため、どうしても指が電卓に馴染んでいない状態でスタートすることになってしまいます。そのため、簿記論の問題を解く前はいつも電卓で1から50まで連続で足し算(合計で1,275になります)をして指の体操をしてから臨んでいました。
また、左手で電卓を使えるようにするとペンを持ち変える手間が省け、スピードアップすると思います。上記の指の体操を左手で毎日2~3ヶ月も続ければ左手でも電卓が使えるようになります。
【時間配分と解く順番】
第一問と第二問は30分ずつ、第三問は60分、これは何が何でも守りました。解く順番は色々試しましたが、結局は第一問→第二問→第三問の順番通りに解く方法に落ち着きました。
【1年目】
勉強を始めたのが少し遅かったため、とにかく最新の講義に追いつくことが先決でした。本来であれば、個別問題で知識を定着させた後、総合問題(答練)で試験の形式に慣れていくと思います。しかし、時間が惜しかったため総合問題で知識の定着と実践練習を同時に図りました。1回目は知識が定着していないのでもちろん散々な結果ですが、本番で合格点が取れればいいと割りきって気にせず2回目、3回目と続けました。総合問題はすべて5回~7回は解きました。受験生は試験直前に伸びるといいますが、私も自分で実力を実感できるようになってきたのは試験直前の8月頭ぐらいからでした。
【2、3年目】
1年目では、財務諸表論のみ合格で、簿記論は不合格となってしまいました。そこで、2年目以降は、受講コースを直前コースからとしました。結果発表のあった12月からコース開始の5月までは前年分の総合問題を1週間に2問ほど解くようにして苦手な論点の勉強をしつつ感覚を鈍らせないようにしました。
5月以降は配布された新しい教材を解きつつ、過去問題を解いて本試験特有の解きにくさに慣れるようにしました。
河野上先生にご指導賜りました。画面上でしかお会いしたことはありませんが、講義中の雑談や叱咤激励の数々から、河野上先生の知的で情熱的なお人柄がにじみ出ており、とても励みになりました。
生活圏内にあったため通いやすかったからです。自宅での自習は気が散って集中出来なかったので、自習が出来るのは大変助かりました。また、ライセンスアカデミーの職員の方々には、学習に使用する教材の準備をしていただいたり、時には優しくお声がけしていただいたり、大変お世話になりました。
また、簿財アドバンスでは、他校では別々に学習する簿記論と財務諸表論を同時に学習していきます。実際に簿記論と財務諸表論を合格し終えた後の感想としては、これらの科目は別々にやる必要は無いと思いますし、むしろ同時に学習することで見えてくるものも多く、とても理にかなったカリキュラムだと思います。
財務諸表論や税法科目は理論があるため、点数が比較的安定しやすい一方で、簿記論は計算のみなので問題との相性などに非常に左右されやすいと感じました。模試等でも合格ラインに達することもあれば、平均点以下の点数だったこともざらにありました。実際、不合格だった2年目と合格だった3年目の実力は、個人的にはほとんど変わっていないと思っており、今回は問題との相性や運が良かったのかなと思います。毎年上位10%が合格する試験ですから、腐らずに続ければ、今回のように合格のチャンスが必ず巡ってくるはずだと思っています。
勉強法に関しても、合格した人の数だけ方法があると思います。私の方法も一つの意見として参考にしていただけたら幸いです。
社会人になってから、税に接する機会があり、税に関わる仕事がしたいと思い、税理士事務所に転職したことを機に受験勉強を始めました。
消費税法は理論と計算に分かれていて、理論は1つ又は複数のテーマに沿って、条文を書くパターンと事例問題について区分を選び理由を書くパターンがあります。どちらも条文を暗記した上で書けるようにしなければいけません。
計算は総合問題で、会社又は個人事業の事業年度の取引について、区分経理をして納付税額まで算出します。一つ一つの取引が課税対象かどうか判断して答案に書きます。
理論は毎日理論問題集の条文を読んだり書いたりして直前期まで暗唱できるまで繰り返しました。その暗記を条件として関連する条文と組み合わせて事例問題の対策や応用理論の問題に対応できるようにしました。また答練の問題を何度も復習して、文章の言い回しを覚えて、同じ形式の問題で書けるように準備しました。計算は個別問題から固めて、総合問題で間違えたところがあったら、またそこに戻って間違わないようにするようにしました。2回以上同じ間違いをしたときは苦手な点なので、印をつけたりメモしたりして、間違いを繰り返さないようにしました。
河野上先生の講義は試験で必ず出るポイントをおさえて教えてくださいますし、実務上のお話もしてくださるので、仕事をする上でも勉強になりました。
自宅で勉強するよりもよい環境でできることと、平日も夜遅くまでやっているので、仕事帰りでも通学することができ、また仕事で疲れていても集中して勉強ができる環境だったので入学を決めました。
本試験は空欄があると合格できない可能性が高いので、とにかくテキストの内容は全部覚えて、出た問題の内容は全部書いて来ようという気持ちで日々勉強しました。
難しい問題が出たら他の受験生も同じはずなので、基本的な問題さえケアレスミスをしなければ、合格ラインにはたどり着けると思います。最後の1秒まであきらめないで書くことができれば合格点を取ることができるのではないかと思いました。
理由になっていませんが、「なんとなく」としか言いようがありません。
元々、税理士試験の勉強を始めるまでは、理系の大学院に在学していたのですが研究というものに疑問を感じ、退学。その後、就職活動するため様々な職種を調べていくうちに税理士という職業があることを知り、なんとなく気になっていました。それから、ひょんなことから現在の勤め先の税理士の所長と出会い、所長の勧めで税理士試験に挑戦してみようといったいきさつです。
士業という職業が理系の職業と真逆のところにあったので、憧れのようなものから、なんとなく気になったのかもしれません。
知っての通り、税理士試験はボリュームの多い試験です。直前期(5月以降)になると過去問を解きながら問題の取捨選択の訓練になるのですが、直前期以前の勉強は、捨てる問題を見極めるため選択眼を身につける準備と言ってもいいと思います。
過去問の初めて解くとき、その難易度、ボリュームの多さには、わかっていても面食らうはずです。本試験では難しい問題は解かないという選択が必要になるのですが、私は問題を捨てるという行為に抵抗があり、最初はなかなか踏切りがつきませんでした。
【計算】
勉強を始めたのが少し遅かったため、とにかく最新の講義に追いつくことが先決でした。本来であれば、個別問題で知識を定着させた後、総合問題(答練)で試験の形式に慣れていくと思います。しかし、時間が惜しかったため個別問題集には手をつけず(河野上先生ごめんなさい)、総合問題で知識の定着と実践練習を同時に図りました。1回目は知識が定着していないのでもちろん散々な結果ですが、本番で合格点が取れればいいと割りきって気にせず2回目、3回目と続けました。5回~7回は解きました。正しい答練の使い方ではないと思いますので、あまり参考にならないかもしれません。受験生は試験直前に伸びるといいますが、私も自分で実力を実感できるようになってきたのは試験直前の8月頭ぐらいからでした。
【理論】
こればかりは理論問題集を覚えるしかないのですが、メリハリが大事だと思います。一字一句違わず覚えるものから、キーワードだけ抑えて作文でいいものまで、講義内で先生が教えてくださるので、強弱をつけて覚えていました。試験直前ぐらいになると計算と理論が繋がり始めて面白さがわかってくるはずです。最初に覚える時だけ書いて覚え、2回目以降は読んで覚えました。
河野上先生にご指導賜りました。画面上でしかお会いしたことはありませんが、講義中の雑談や叱咤激励の数々から、河野上先生の知的で情熱的なお人柄がにじみ出ており、とても励みになりました。
生活圏内にあったため通いやすかったからです。自宅での自習は気が散って集中出来なかったので、いつでも使える自習室があるのは大変助かりました。また、ライセンスアカデミーの職員の方々には、学習に使用する教材の準備をしていただいたり、時には優しくお声がけしていただいたり、大変お世話になりました。
また、簿財アドバンスでは、他校では別々に学習する簿記論と財務諸表論を同時に学習していきます。実際に1年通して学習し終えた感想としては、これらの科目は別々にやる必要は無いと思いますし、むしろ同時に学習することで見えてくるものも多く、とても理にかなったカリキュラムだと思います。
仕事との両立についてですが、私は自分の仕事さえ終われば自由に勉強させてもらえていたので、朝早くから出社し、早く仕事を終わらせられるようにしていました。残業もほぼありませんでしたし、かなり恵まれた環境で勉強させてもらえていたのは間違いありません。
簿記論は今回、不合格となってしまいましたが、次回リベンジを果たしたいと思います。
科目合格しただけで、人様にアドバイスできるような立場にはありませんが、これを読んでいる方々も共に官報合格目指して頑張りましょう。
日商簿記1級は取得しているので、さらに上を目指すことを考え、税理士を受験することを考えました。
簿記論は問題のページ数の多さに驚かされました。それでも問題をきちんと読めば、容易に解答できるところは多々ありましたので、そういう所を見落とさずに処理することが大事だと考えられました。
得意なところも苦手な所もまんべんなく繰り返し、繰り返し同じ問題を何度も解きました。簿記は同じ問題を何度も繰り返すことで、苦手な所もいつのまにか解答できるようになるものです。
自宅での通信学習では、なかなか集中して勉強できないと思い入学することを決めました。 スタッフの皆さんや他の受験仲間、家族、友人等たくさんの人に支えられたことで、合格することが出来ました。ありがとうございました。
社会人になってから会社の経理で税に接する機会があったこと、年末調整や確定申告もあり税金についてもっと詳しくなりたいと思い、税理士事務所に転職したことを機に受験勉強を始めました。
計算問題は個別問題の集合体なので、まずはテキストを理解して、個別計算問題集を間違わないようになるまで繰り返し解きました。応用期、直前期は答練を中心に総合問題の形式に慣れることと、解答が確実にできる所とそうでない所の取捨選択を早くできるようにすることを心がけました。理論問題については基本の定義をしっかり暗記して、それを答案にうまく書くことができるように1つ1つのテーマをしっかり理解することができるようにテキストや理論問題集の読み込みをしました。
計算問題はいつも間違う所が決まっていたので繰り返しその範囲の復習をすることで苦手意識をなくしていくようにしました。また、ケアレスミスも多いので、確実に計算することを意識して徐々にスピードアップできるようにしました。
理論問題は暗記そのものが得意ではないので、繰り返し読み込むことで理解して定着させることで最終的に暗記につながっていきました。
河野上先生の講義はやるべき所を明確にして、かつ分かりやすいため、復習をする時も効率良くできるので、とても良かったです。
以前から雑誌や広告で知っていましたが、自宅で勉強するよりもより良い環境でできることと、受講相談の時に見せていただいたテキストがとても分かりやすそうだったため入学しようと思いました。
自分自身で決めていたことは、毎日少しでも多く勉強時間を確保することでした。仕事があるため日によっては帰る時間が遅くなることもたびたびありました。ライセンスアカデミーは平日夜遅くまでやっているので仕事帰りに通学し、勉強時間を作ることができたのが合格につながったと思っています。
学習予定表に沿って講義に遅れないようにすることもとても大事なことです。予定表通りに講義を受けて復習をして、答練を受けてしっかり復習することができれば本試験でも自信をもってできます。1回目はケアレスミスという自分の失敗だけでしたので、2回目はそれを克服できたため合格できました。
次からは税法を受験していきますが、今後も上記2点について達成することができれば合格できると思っています。官報合格できる日まで引き続きがんばっていきます。
私が税理士試験を受験したのは、税務・会計を通じて少しでも世の中の役に立ちたいと考えたからです。
税理士試験は難問と言われていますが、挑戦することを決心した以上合格できるまで頑張りたいと思います。
試験対策として、テキスト・個別計算問題集・答練を中心に学習しました。
使用方法として講義を聞いた後にまず講義を聞いた分野のテキストを読み、次にテキストの例題を解き、それからその分野の個別計算問題集を解きました。答練については、本番の試験のつもりで、特に時間配分を意識して解きました。なお、問題を解き間違った所は何度も繰り返して解くことを心がけました。
理論については、答練を重点的に解きました。答練で出題された問題はできるだけ覚えるように心がけ、次に同じような問題が出題された場合には必ずものにするつもりで暗記に取り組みました。その甲斐あってか本番では答練で解いたことのあるような問題が出題され、合格の要因になったのかもしれません。
計算問題については、傾向と対策でも述べたようにテキストの例題、個別計算問題集、答練を重点的に解きました。
なお、理論対策でも計算問題対策でも意識したことは間違った問題を何度も繰り返して解くことです。間違った問題を何度も繰り返して解くことによりできなかった所の苦手意識が少しは消え、反面、少しずつ得意なものが増えたと思います。
私がライセンスアカデミーに入学した理由は、いわきで税理士講座を受講できるからです。いわきにはライセンスアカデミーの他に税理士講座を受講できる所がないと思われるのでライセンスアカデミーは私にとって貴重な存在です。
今回、受験勉強をして感じたことは基本の大切さです。
これは当たり前のことであり、今さらあらためて言うことではないかもしれませんが、私にとっては非常に大きくかつ重い存在でした。
基本というのはその物事の中心となるおおもとであり、大切さはよくよくわかっているつもりですが、これを身に付けるには同じ作業を繰り返さなければならず、私にとっては苦痛を伴うものです。故に、この基本を身に付けるための日々の反復作業を回避したくなるのですが、そうするとより高いレベルの問題に対応することができません。
税理士試験でいえば、通常、日商簿記の3級・2級レベルから始まり基礎期→応用期→直前期と進行していくわけですが、日商簿記の3級や2級レベルで求められているものは日商3級や2級レベルを学習しているときに、基礎期で求められているものは基礎期のうちに確実に身に付け応用期→直前期と段階を踏んでいくことです。
このようにそれぞれの段階で求められているものをそれぞれの段階で確実に身に付けなければ応用期・直前期で行われる試験形式の答練や本番の試験に対応することが難しくなると思われます。
私自身、今回の受験勉強で基本的事項の習得が合格への近い道のりではないかと思いました。